【中秋の名月】
十五日に十五夜。 鎌倉はいい月が見えています。 新暦と旧暦の重なるこの9月10月は日付がそのまま月の満ち欠けになっています。 一日はちゃんと新月から始まって、三日には三日月となるし、月の中旬には満月に、そして次の新月で翌月が始まるという、ちょっとした「月に寄り添う暮らし=旧暦体験」が出来てるってことです。
十五日に十五夜。 鎌倉はいい月が見えています。 新暦と旧暦の重なるこの9月10月は日付がそのまま月の満ち欠けになっています。 一日はちゃんと新月から始まって、三日には三日月となるし、月の中旬には満月に、そして次の新月で翌月が始まるという、ちょっとした「月に寄り添う暮らし=旧暦体験」が出来てるってことです。
本年は9月12日から七十二候は鶺鴒鳴(せきれいなく)へ。 セキレイは日本神話にも登場する「恋教え鳥」。 尾羽を上下に動かすその様子からイザナミとイザナギがまぐあいを学んだとされているそうな。 恋教えどころか命の誕生の開祖です。
本年は9月7日から地球号は二十四節気の「白露」ゾーンに突入しました。 処暑ゾーンではその中頃にあたりで立春から「二百十日」となり、順当に嵐を迎えて、暑気はすっかり巻き取られました。 おかげで朝晩の秋の陽気がぐっと深まっています。 この白露ではそれがさらに深まり、夜にぐっと冷える大気が朝露となって葉に白く現れ始めるときです。
新暦9月1日と旧暦葉月(八月)新月が明日から揃い踏み。 自分たちの星が今どこを動いているのか?という別々の表現がここでともに合わさるってことになります。 ここから10月も長月(九月)とピッタリ、11月は旧暦が一日早まり、12月では二日早まって、新暦新年は新旧三日ずれで迎えることになる。 止まらずに動き続けるものが動きの中で互いに出会うってドラマチック! 地球暦を見てる人にすれば、外側のダイヤルと内側のダイヤルがカチリと合って、金庫が開くようなそんな感じかもしれませんね。
17日より立秋ゾーンの末候となり蒙霧升降 (ふかききりまとう)。 深い霧がたちこめ始める頃。 昼に対して夜がぐっと涼しさを増して、それによって大気が冷やされて湿気の多い日には霧になりやすくなる。 二月の終わり頃の雨水ゾーンの次候に「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」というのがありました。 乾燥の冬から世の中に湿気が戻ってくる頃を知らせる「霞(かすみ)」。 気象用語としては薄いのが霞(かすみ)で濃いのが「霧(きり)」ですが、 暦的季節感では春が霞で、秋が霧のようなかんじ。