3月21日鎌倉は雪の春分を迎えました。
また新しい周回がはじまっています。
 
地球暦で遊び始めて以来、この春分という日のおめでたさが年を追うごとに増している私ですが、正直最初はよくわかりませんでした。
 
ワークショップをしていても「なんで春分はそんなにめでたいのですか?なんではじまりなのですか?」とよく聞かれます。
 
結局は自分で一年という周回を重ねていくことで浸透してきたというかんじですが、私の思う春分をこの春分にお話しします。
 
 
まずはじめにおことわりを。
 
私がいつもここに書く暦のことは出典が自分でももうよくわからないものがたくさんあります。
 
最初に私を暦の世界に導いてくれた杉山開知くん、冨田貴史くん両名の話しはもちろん、数多くの友人知人たちとの暦他に関する雑談、そして大量に見聞きしてきた暦や宇宙他に関する本や動画などなど、それらが自分の中で融合して、ときに直感のように湧き出すものなど、もはやどれが誰の何から発したものなのか特定不明です。
 
私の思いとして書きますがそんな時空を超えた膨大な背景から発しているとはお見知りおきくださいませ。
 
 
そしてはじまりの話し。
 
 
思うに新暦の元旦を外しても、一年というものの中には太陽の暦的な「はじまり」のタイミングは3つあります。
 
それは冬至、立春、春分です。
  
 
まずは冬至。
 
これは昼間の光が短くなりきって陰極まりここから光が陽に転ずる光のはじまり。
 
ここを起点に閉じきったものが開きはじめるとき。
 
一日なら日付の変わり目にあたる午前0時。
 
夜中にそっと切り替わるようなそんなはじまりです。
 
 
次は立春。
 
冬でサイクルが終わり春で次のサイクルがはじまるという春夏秋冬のサイクルのはじまり。
 
万物が冬の養生と準備を終えて目を覚ますとき。
 
一日なら夜中の3時にあたり夜から朝へと変わりはじめるとき。
 
まだ明るくはならないもののしらじらと夜明けに向かっていくグラデーション的はじまりのとき。
 
 
そして春分。
 
日の出日の入りが真東真西となり、北半球と南半球で受け取る光に差があったものがここで地球上すべての場所に昼夜同量の光が注がれて完全にバランスしまた次のサイクルがはじまるとき。(これは文章だとわかりにくいのですが、実際に地軸を傾けて太陽の周りを回っている地球の姿を想像したときに、この地軸を傾けながらも地軸の真横から光を受けている地球の様が太陽の周りの他のどこの場所よりもピタリとバランスしているのは宇宙的に物理的に明白で、その日その瞬間がありがたくおめでたいとかんじてしまうという・・・・マニアック・・・・でもそゆこと。)
 
目を覚めの状態から活き活きとした生命活動へと移っていくとき。
 
一日なら朝の6時のまさに日の出のそのとき。
 
暗い世界が明るくなるように、目の前の実相世界が明らかにわかりやすくはじまっていくとき。
 
 
 
私の中ではこんなような違いです。
 
だからどれもはじまりですがそれぞれ雰囲気が違うというだけ。
 
自分の始めたいことによって「はじまり」を選ぶのも面白いし、これに正解不正解はない。
 
月の暦を取り入れるなら新月中の新月の旧暦元旦だってはじまりだし、通常の新月しかり、自分の誕生日だって一年の中にある自分固有のサイクルのはじまりです。
 
 
そんな中での春分をはじまりの中のはじまりにするという選択。
 
学校も会社も毎年ここを起点とした3月終わり4月はじまりという当たり前に繰り返して来ている身体に馴染んだサイクル。
 
そしてそのはじまりをまさに華々しく盛り上げる桜をはじめとする自然界の名脇役たちの存在。
 
 
そんな「はじまり」を迎えました。
 
 
まさに日が昇り、ロケットを打ち上げるが如くこの新年度がはじまりました。
 
地球号という宇宙船に乗りながら、我らが太陽とともに、我らが天の川銀河とともに、そして他の無数の銀河とともに、まだまだ続くこの超高速宇宙の旅は次のステージへと移りました。
 
このステージも楽しんでいきましょう!
 
本周回もよろしくお願いいたします。

【ワークショップのご案内】
 
*【満員御礼】3月25日(日)13から16時 星月舎
宇宙に響く一年を創る@地球暦「現在地から創る私の一年」
地球暦そして自分の中にある「現在地」から創りたい未来を地球暦ワークシートに展開していく地球暦活用的ワークショップ。残席2名です。お早めに。
https://hoshizukisha.com/ws/2587/
 
*かまくらまちまるごと地球暦 4月8日(日)から4月25日(日) 鎌倉市内各所
最終日の「杉山開知独演会」に向けて鎌倉市内各所で本流からエクストリームなスピンアウトまで地球暦関連イベントが開催されるおもしろ企画。星月舎は4月8日(日)13から15時@星月舎にて「春からはじめる地球暦」を担当しています。地球暦のはじめの一歩からレクチャーします。
https://hoshizukisha.com/ws/2611/ 

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