惑星パレードが開催されている最中、旧暦で文月七日で七夕となりました。
今年は今日8月9日が時間と空間がちゃんとそろった本来の七夕です。
有名どころでは元旦や桃の節句、端午の節句、そして七夕と本来旧暦で意味のある時空間を選んで開催される行事も、明治の改暦以降は行事の日付をそのまま新暦の日付に移動したために、行事は意味ある時空間で開催されることがなくなっています。
新暦の日付は新暦のニューイヤーズデイから機械的にふられたもので、正確なカウントは出来ますが、その数字と時空間はリンクしていません。
もともとの太陰太陽暦である旧暦の日付は空に浮かぶ月に連動した「生きた時空間」を表す日付でした。
そんな目で見てみる今日の七夕。
当然に明けている梅雨。
子供頃からなんで七夕は梅雨なんだ!!ってうらめしく思ってましたがほんとうは梅雨じゃなかった・・・・・。
そして・・・・
必ず新月から始まるのが旧暦の月なので、七日は毎年だいたい上弦の月に近い半月。
主役はなんといっても織姫、彦星、そして天の河ですから、それが引き立つように月は設定されています。
満月では明るすぎて星や天の河がうすくなる。
新月では星が見えすぎてそれもまた見にくい。
なのでその中間の半月。
なんて日本らしい。
しかも主役の2星は天の河を隔てて会おうとしている・・・・ので・・・・渡しの舟が必要です。
それが舟型の月「半月」というわけです。
月は自由に動いているので、その舟が必ず2星の間に入るかというとなかなかうまくはいきませんが、同じスクリーンにあることは間違いありません。
星の河で隔てられる男女。
天空に用意される金色の舟。
そしてどちらが先か、文月なので短冊に文を書く。
日本の行事というものは、時間そして空間がぴったり然るべきタイミングになったときそこに用意されています。
それは宇宙まで含んだ壮大な動きの中のそう!ここ!!!!です。
七夕ってけっこう壮大な祭り。
ここ日本の宇宙観はなかなか面白いのです。
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※画像は季節の星座がよくわかる88星座図鑑のサイトからお借りしました