新暦7月19日(金)で太陽の暦で土用に入ります。
 
土用は次の季節への準備の期間と思って楽しんできたけど、冨田くんの「春夏秋冬土用で暮らす」(主婦と生活社)を読んでからは、そこにあらためて「今の季節を閉じる」という感覚も加わった私です。
 
そんなわくわく土用期間突入まであと3日。
 
土用は春夏秋冬それぞれの季節の最後18度の区間。
期間にするとそれぞれだいたい18日だけど(1年は360度なので)この夏の土用は19日間。
これは地球が公転速度を1年で最も落として運行してるからです。
 
 
なので・・・・・・
 
 
19日に「土用入りです!」と世の中に号令がかかれば「あと19日で夏が終わって秋になります!みなさん準備は大丈夫ですか?」ということ。
 
 
準備って何??????
 
 
それは次の季節を迎える準備で「夏をしっかり閉じて秋に向けてしっかり心身をチューニングする」ってこと。 
 
 
私にとって夏を閉じるっていう点では・・・・
 
・暑かった夏の疲れを一度しっかりとる(休養と栄養で養生)
・しっかり汗をかいて体内にこもった熱を持ち越さない
・夏を振り返ってやり残したことを整理する
・暑い中よくやった!と自身の夏を回想 とかとか
 
 
秋へのチューニングっていう点では・・・・
 
・秋に旬を迎える食べ物に思いを馳せる(といっても秋は収穫ってくらいなのでなんでも美味しいとき!旬の食材も最も豊富です。有り難し!)
・身体を冷やすものを気持ち先行して減らしていく(半袖やら冷たい飲食やら)
・冷房の設定温度も徐々に上げつつ冷やしすぎない生活へチューニング
・自身の春そして夏の結果としての秋の収穫をどのようにするか夢想する とかとか
 
 
そんなかんじだからもう土用ってのは楽しい!しかないのです。
 
そこで土用を楽しむ上で忘れちゃならない大事な大事な掟がある。
 
 
それは・・・・「大きいことは動かさない」。

 
ありとあらゆる細かなチューニングを積み上げるのだけど、自分の土台に関わるような大事なことはあまり動かさない。
  
 
土用は気候や気分や体調などが非常に動きやすくて不安定な期間。
季節の変わり目だからね!なんて言うのはまさにこのこと。
そんな「なんでも動きやすいとき」に思ったより動きすぎて困るものは動かさない。

農暦に立ち返れば「土に触るな」と言われるように、この期間に、植え替えたり、耕したりはご法度。
今風に考えれば、自分にとって土台になるようなこと、結婚とか、会社を決めるとか辞めるとか、引っ越しとか、そんな重大なことは土用前か後にスライドがよし。
土用が明けてすっかり気分が変わってしまって後悔先に立たずでは困りますからね。
 
えー!そんな不便な!!って人には間日という掟を破って良い日も設定されてます。
この夏の土用お間日は卯・辰・申の日で、7月20日・21日・25日と8月1日・2日・6日と結構ありますのでご安心を。
どうしても!っていう大事な決め事はこの日を利用するのもよいでしょう。 
 
 
こんな土用を面白がって楽しんでみると、四季のめぐりが一段とダイナミックなものになってきます。
難しいことはありません。
いけ!いけ!Go!Go!の夏は終りだ!ゆったりのんびり実り収穫の秋が来る!って気分に切り替えてみるだけです。
どんな方法でも構わないのです。
 
 
まずは暦を楽しむ。
 
 
これが一番です!
 
 
★写真は冨田くんの「春夏秋冬土用で暮らす」から引用。四分割された土用は写真のように土台のようにあるイメージ。季節の終りに中心に立ち返り、軸を整えて、また次の季節へと入っていく。とても解りやすい図と思ってワークショップでも紹介させていただいています。土用そして陰陽五行まで踏み込んで季節を楽しめる本、しかもわかりやすいので超オススメです!

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