師走【月齢19.1】

【月齢19.1】
今日は　旧暦　師走（十二）月　廿日です。
日の出6時44分・日の入り17時04分
月の出22時00分・月の入り翌9時25分

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月は下弦に向い、地球からの空では一晩で木星の右側から左側にワープ。これが月の一晩で動く距離。時間にして約50分です。

昨日映画「天地明察」を観てあらためて感動が湧き上がったので予定変更。

算術と天文観測が好きな安井算哲（その後渋川春海）という囲碁師が藩主からの命を受けてズレてしまった暦の改良を手がけ、日本の暦史上初めて独自の補正を盛り込んだ暦を創り出した実話です。

江戸後期の庶民の間では、地球が丸いとか地球が太陽の周りを回ってるとか、そんな感覚なんてない時代。「星が好き」というシンプルなところからスタートする主人公の思いが、縁を結び重ねて、国をも動かす大きな運命につながっていくという人生のダイナミズムが描かれます。

観た人も多いかと思いますが、暦というものが持つ、今日を明日へ、明日を明後日へ繋ぐ「力」を感じられる素敵な映画。
そして江戸の日本も最高です。
ぜひ！

立春まであと6日。
公転距離にしてあと約15,552,000kmです。

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映画「天地明察」より

「時を司るものは、国を治むる。」保科正之

中国では誤った暦を用いた帝は退位となったとのこと。
たかが暦、されど暦。

タイトル