昨日観てきました。

「あなたはなぜクリエイティブなのですか?」という質問を約30年、1000人以上に取材した膨大なインタビューから107人を厳選したもの。

「育った環境がそうさせた」とか、「両親に与えられた」「神に与えられた」「生まれつき備わっている素質」「それ以外に道が無かった」「そうでなきゃ人生に耐えられなかった」などなど、

反発、情熱、不安、衝動、霊性、金銭…

名だたる人たちの一言一言が、それがどうあれ生き様が現れていて、生きるという事自体の美しさや脆さや力強さや、ユーモア、狂気、色んなものが垣間見れて面白かった。

映画監督やデザイナー、アーティスト、何かを生み出し続ける人たちからは、止まれない事に対する一抹の悲しみみたいなものも感じられて

創造の発露の自然なペースを、求められるペースが上回る状況の中で生み続けるというのは、想像を絶するし

政府や、何かしらの常識に対して問題提起するようなものも、それらに対して怒り、揶揄し、枠を破っているようで、結局のところ「既存」のものや「マジョリティ」によって生かされている事も、少し離れてみると不思議な感覚になる。

生ききってるなぁ、カッコいいなぁ、(いい意味で)ヤバイなぁ、とか、印象は様々なんだけど、すごく穏やかだなぁとか幸せそうだなって見えた人は少ないように見えたかな。

生活を置き去りにしたり、身を削って何かを生み出す事、何かに秀でていたら他はダメでもいいとか、そういう時代も長かったかもしれないけれど

時代はどんどん変わって来ているし、穏やかさだったり歓び発露のクリエイティブ、周囲や環境との調和的なものも増えていくんだろうなぁ。

とにかく何かを目にして感じるっていい。

この映画オススメです。
(CINEMA AMIGOは2/15までだけど。笑)

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“Why are you creative?”

質問に答えていたのは、デヴィッド・ボウイ、ホーキング博士、北野武、ネルソン・マンデラ元大統領、ダライ・ラマ法王14世、ミハイル・ゴルバチョフ元大統領、アンジェリーナ・ジョリー、クエンティン・タランティーノ監督、山本耀司、オノヨーコ等